免疫力の低下は30代がピーク|原因を知って対策しましょう!
もくじ
30代をピークに低下する免疫力
30代は責任の重いプロジェクトや管理職、残業など多忙になり、生活のリズムが乱れたりストレスなどの影響で、免疫力が低下する人が多い年代です。
常に体の中をパトロールして、ウイルスや病原菌を攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞の活性が低下すると、がんの発症率が上がります。
まだまだ若い、自分は健康だなどと思っていても不規則な生活やストレスなどで、いつの間にか免疫力が低下してしまいます。
規則正しい生活を心がけ、免疫力を高める生活を送りましょう。
知りたい情報免疫力が低下する原因
免疫は細菌やウイルスなどの異物や病原体から体を守る仕組みです。
この免疫システムが正常に働かず、免疫力が低下する原因を紹介します。
睡眠不足
日本人の平均睡眠時間は男女ともに減少しています。
睡眠時間が減少すると、メラトニンが十分に分泌されず体に活性酸素が増えてしまい、がん細胞などが増殖してしまいます。
また、ストレスも溜まってしまい免疫力が低下しうつ状態になってしまうこともあります。
偏食
免疫細胞や筋肉はタンパク質で作られていますが、タンパク質の摂取量が減少しています。
また、活性化酸素を無毒化する抗酸化物質や腸内環境を整える食物繊維を含む野菜の摂取量も減っています。
朝食を食べない若者も多く、体温が上がらないまま一日を過ごすことになるため、低体温症になって免疫力も代謝力も弱まってしまいます。
運動不足
パソコンやネット環境を使うことが増えたため運動不足となり、筋力が低下して体温が下がってしまうと免疫力も低下してしまいます。
特に女性の7割は冷え症のため、血液やリンパの流れが悪く、免疫細胞の機能が低下してしまいます。
免疫力を高めるための対策
免疫力を高めるには「保温」「清潔」「睡眠」の3つが重要です。
保温
体温が低下すると代謝や血流が低下し、免疫細胞の働きが悪くなり免疫力も低下してしまいます。
とにかく体を冷やさないように、服装や寝具にも気を配り、お風呂はシャワーだけにせず湯船につかりましょう。
清潔
新コロナウイルスなどの感染症を防ぐためにも、入念な手洗い、うがいをしましょう。
ウイルスは胃の中に入ってしまえば死滅するので、こまめに水などを飲みましょう。
また、周囲への感染予防のためにもマスクをするなど「咳エチケット」を心がけましょう。
睡眠
1日7時間は睡眠を取りましょう。
無理な場合は昼寝がおすすめです。
10分昼寝をすると、20~30分寝たのと同じ効果があるそうですよ。
「笑顔」は免疫力を高める
笑うことで体に良いホルモンがでて免疫力を高めることが医学的に実証されています。
また、免疫力を高める以外にも、
① 血圧が下がる
② 眠りやすくなる
③ 心が落ち着く
④ 血液の流れが良くなる
⑤ 血糖値が下がる
などの効果もあるそうです。
さらにNK細胞が活性化され、がん予防にもつながるという研究成果も発表されています。
口角を上げるだけでも効果があるそうなので、家族や友人と笑顔で会話する時間を増やしましょう。