カビ予防にカビキラーは効果的なの|梅雨に入る前に対策しておきましょう!
もくじ
カビ取りよりもカビ予防が大事!
カビが好む条件は、湿度(70%以上)、温度(25~28度)、栄養素(ホコリ、食べかす、人のアカなどの汚れ)、空気(酸素)の4つが揃うと発生します。
このうち1つでも欠けるとカビの発生は抑えられるそうです。
梅雨の時期はカビの好む条件が揃い、増殖するのに最適な時期なので、その前にもとから立っておくことが大事です。
空気や温度はなかなか変えることはできませんが、湿度や栄養分を減らすことはできるので、部屋干しなどは避け除湿機やエアコンを活用し、こまめに掃除して予防しましょう。
カビキラーはカビ予防に効果的なの?
カビキラーは塩素系の防カビ剤ですので、カビにスプレーして数分後に水で充分洗い流し、乾拭きするとカビを落とすことができます。
ひどいカビ汚れの場合は30分ほど放置すると効果的だそうですよ。
ただしカビキラーは塩素系防カビ剤なので、金属製品や衣類、木製品は変色したり傷める事があるので使用上の注意をよく確認し、場所や素材を考慮して防カビ剤を選びましょう。
また、塩素系防カビ剤は鼻にツンとくる臭いがあります、これは噴射した時に塩素系防カビ剤の成分を吸い込んでしまい、鼻の粘膜についてしまうためです。
塩素系防カビ剤を使用する場合は、コム手袋をしてマスクを着用し、窓を開けたり換気扇を回して換気しましょう。
用途にあった防カビ剤を選びましょう!
防カビ剤といえば鼻にツンとくる塩素系防カビ剤を思い浮かべますが、最近はアルコール系や銀イオン、天然微生物を利用したものなど、いろいろな防カビ剤があります。
使う場所や素材などを考慮して、用途に合わせて複数の防カビ剤を使いましょう。
乳児やアレルギー、ペットへの影響がないかなども確認しましょう。
◆アルコール系の防カビ剤
浴室、クロスなどの壁、カーテン、クローゼット、エアコン、フローリング、コンクリートなど。
◆水性系防カビ剤
アルコールに弱い素材、衣類、マットレス、畳、木材、塗り壁、ニスやペンキ塗りの箇所など。
キッチンのカビ対策
キッチンはカビが増殖するのに最適な条件が揃っているので、カビを発見したらすぐに退治する必要がありますが、カビが見えなくてもすでに発生していると考えて、キッチンを使用後には除菌しておくことをおすすめします。
除菌する際は、塩素系漂白剤やアルコール除菌スプレーを、乾いたキッチンペーパーやティッシュにスプレーして拭き取れば、カビを殺しつつ汚れもスッキリキレイに落とせます。
ただし、塩素系漂白剤は皮膚などがボロボロになってしまうなど、かなり強い影響があるので必ずゴム手袋を使いましょう。
また、塩素系と酸性タイプの薬剤が混ざると、有毒な塩素ガスが発生することがあるので十分に注意しましょう。
浴室のカビ対策
浴室もキッチンと同じようにカビが好む場所です。
手軽に使える浴室防カビ剤には、銀イオンを使ったものが多く、燻煙方式や天井に貼り付けるタイプ、スプレータイプなどがありますが、まずは水気を拭き取ってから浴室防カビ剤を使いましょう。
濡れていると浴室防カビ剤が薄まってしまい効果が落ちてしまいます。
ラップやキッチンペーパーでパックすると、カビに漂白成分が染み込みやすくなるのでおすすめですよ。
また、浴室防カビ剤に片栗粉を混ぜて貼り付けても、カビが落ちやすくなるそうです。
浴室防カビ剤にも塩素が含まれているので、マスクやゴーグルなどを着用して、窓を開けたり換気扇を回して換気しましょう。