お餅による窒息事故を防ぐには!


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お年寄りの窒息事故に注意!

厚生労働省によると、食べ物により窒息事故の人口10万人あたりの年代別死亡者数は、年代が上がるにつれて死亡者数が増える傾向があるそうです。

毎年、お年寄りの窒息事故による死亡者数は約8000人前後で、1月にお餅を喉に詰まらせて救急搬送されたお年寄りの約3割が集中しています。

また、餅による窒息事故は、女性より男性の方が多いそうですので、1月は特に注意が必要です。

 

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高齢になるほど窒息事故のリスクが高い

お餅は普段はあまり食べませんが、お正月には雑煮などでお餅を食べるお年寄りも増えますが、食べ慣れていないので気をつけましょう。

高齢になると歯の機能が衰え、噛む力が弱くなるので口の中で食べ物を小さく噛み砕くことが難しくなります。

唾液の分泌量も減り、野もこむ力も弱くなるので喉の奥に送って飲み込むことが難しくなります。

喉に詰まってしまった時に、咳などで押し返す力も弱くなっているので、お年寄りほど失速事故のリスクが高くなります

 

高齢者の窒息事故を防ぐには

お年寄りの窒息事故を防ぐには、お餅などの食べ物を予め小さく切っておくなど、安全な食べ方を心がけましょう。

◆安全な食べ方

① できるだけ口の中で噛みやすい大きさに切っておきましょう。

② 唾液の分泌量が減っていますので、食べる前にお茶屋汁物を飲んで喉を潤して起きましょう。

ただし、無理やり流し込もうとするのは危険なので気をつけましょう。

③ よく噛んで食べましょう

少量ずつ口に入れ、よく噛んで唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込みましょう。

④ 口の中の餅などをすべて飲み込んでから、次の食べ物を口に入れるようにしましょう。

家族など周りにいる人も、お年寄りがよく噛んで食べているか、無理に飲み込んでいないかなど、注意して見守りましょう。

 

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窒息事故が起きたときの対処法

窒息事故が起きてしまったときは、救急通報(119番)するとともに速やかに異物除去の応急手当を行いましょう。

胸部突き上げ法

① 窒息している人の後ろに回り、ウエスト付近に手を回す。

② 一方の手で「へそ」の位置を確認する。

③ もう一方の手で握りこぶしを作って、親指側を窒息している人のへその上方で、みぞおちより十分下方に当てる。

④ へそを確認したてで握りこぶしを握り、素早く手前上方に向かって圧迫するように突き上げる。

⑤ 腹部突き上げ法を実施した場合は、窒息している人の内臓を痛めている可能性があるので、救急隊にその旨を伝えるか速やかに医師の診察を受けてください。

背部叩打法

窒息している人の後ろから、手のひらで左右の肩甲骨の中間辺りを、力強く何度も叩く。

はじめは「胸部突き上げ法」を優先して行い、効果がなければ「背部叩打法」を行うのがいいそうですよ。

 

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