首こりは病院の何科を受診?|吐き気・頭痛・めまい・目の痛み改善簡単首コリ解消ストレッチ
もくじ
首コリの症状と病院の診療科
首こりといっても痛い箇所や症状によって、どの病院の何科を受診するか違ってきます。
整形外科
整形外科は首の関節や筋肉、神経を専門的に診察してくれますので、以下の症状がある場合に受診しましょう。
・首を回したり、頭を上下に動かすとめまいが出る
・めまいの他に首や肩が重たい
・筋肉のコリが酷い
・ストレートネックで姿勢が悪い
・首を動かすと関節がポキポキと音がする
耳鼻咽喉科
首に腫れものがある場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
また、首コリだけでなく以下の症状がある場合にも受診しましょう。
・頭の中がぐるぐる回るようなめまいがある。
・平衡感覚に違和感を感じるようになってきた
・めまいの他に耳鳴りもある
・難聴で耳が聞こえづらい
・耳の閉そく感や詰まりを感じる
脳神経外科・神経内科
外傷後や頭痛を伴う場合は脳神経外科・神経内科を受診しましょう。
また、首コリだけでなく以下の症状がある場合にも受診しましょう。
・頭がふわふわするような浮遊感を感じるめまいがある
・見ている物が二重にかすんで見える
・ろれつが回っていないようでいつもよりも話しづらく感じる
・手や指、足にときどきしびれを感じることがある
肩こりと首コリの違い
首から肩にかけてのコリを肩こりと思っている人が多いですが、実は肩こりと首コリの原因は違います。
肩こりは、肩甲骨から肩、首を広く覆っている僧帽筋が凝り固まることで起きます。
首コリは、僧帽筋よりも奥深くにあり頭蓋骨と背骨をつないでいる、後頭下筋群(こうとうかきんぐん)が凝り固まって起きます。
肩こりを改善する運動やマッサージ、整体などで筋肉をほぐしても効果がない場合は、後頭下筋群が凝り固まって首コリを起こしているのかもしれません。
後頭下筋群の凝りが原因の首コリは、頭痛や首の後ろの上の部分の張りや痛み、首の回転や上下の動きが悪いなどの症状が出ます。
頭痛や目の痛み
後頭下筋群が凝る最も大きな要因となるのが長時間の「座り姿勢」です。
猫背になると目線が下向きになるため、顎を突き出して顔を正面に向ける格好になってしまいます。
そのため首の後にある後頭下筋群に頭の重みが一気に集中し、筋肉がぐっと縮まって首コリを起こしてしまいます。
一日中パソコンと向かい合うデスクワークや、スマホ画面の凝視はさらに首コリを悪化させます。
後頭下筋群には、後頭下神経、大後頭神経、小後頭神経など、頭、目、耳につながる神経が密集しているので、これらの神経が圧迫され目の痛みやかすみ、頭痛などがおきることもあります。
また、後頭下筋群の表面を覆う僧帽筋も硬くなるので、うなじから肩全体に重だるい鈍痛が起きたりしますので、猫背にならないように注意し、長時間同じ姿勢にならないように適度に運動しましょう。
首の負担が少ない姿勢
姿勢の崩れが肩こりや首コリの原因になるので、デスクワークは正しい姿勢で作業しましょう。
◆悪い姿勢
◆良い姿勢
① イスに深く腰をかけて背すじを伸ばす
イスの高さはヒザと足首が90度になる位置
② パソコンのディスプレイは、上端が目の高さと同じかそれよりも下になるようにして、目線が下に向く(20°~30°)ようにし、目とディスプレイの間は40cm程度離す
③ キーボードはヒジの角度が90度になるように置き、「Hキー」と「Jキー」がディスプレイの中央にくるように配置すると、自然な動きで操作できる
簡単首コリ解消ストレッチ
いつでもどこでもできる、首コリや肩こりのケアに役立つ簡単なストレッチを紹介します。
① 両腕を20秒ほど上に伸ばす
② 首を右に傾け、右手を左耳に回して左の首をストレッチするように頭を右側に倒すと同時に左肩を下に押し下げる
反対側も同様に行う
③ 右腕を左腕で下から抱えて腰を左側にひねる
反対側も同様に行う