流星群とは何か教えて! 真夏の夜空の天体ショー「ペルセウス座流星群」
もくじ
流星群とは何か?
流星(流れ星)とは宇宙空間にある直径1ミリから数センチほどのチリの粒が地球の引力に引き寄せられて、大気中に飛び込み大気との激しい摩擦で燃え、光を放つ現象です。
流星のもとになるチリは宇宙の様々な場所にありますが、特に彗星(水を中心に微量のチリなどが加わってできている小さな天体)は、たくさんのチリの粒を放出しています。
地球が彗星の軌道を横切ったときに、彗星のチリの粒がまとめて地球の大気に飛び込み、たくさんの流星を観測することができ、これを「流星群」と呼んでいます。
流星群の種類
地球が彗星の軌道を横切る日時は、毎年ほぼ決まっているので、特定の時期に流星群を観測することができますが、
流星群には、毎年同じ時期に出現する定常群と、数年~数十年おきに活発に出現する周期群、突然活動する突発群があるそうです。
たとえば、ペルセウス座流星群やふたご座流星群、しぶんぎ座流星群は定常群で、しし座流星群は周期群です。
突発群としては、ほうおう座流星群などが挙げられます。
流星群の名前
彗星から飛び込んでくるチリの粒は同じ方向から来ます。
チリの粒はほぼ並行に地球の大気に飛び込んできますが、地上からは星空のある一点から飛び出してくるように見えます。
これを放射点と呼び一般的に放射点のある星座の名前をとって、〇〇座流星群と呼ぶことが多いそうです。
例えば三大流星群の「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」などです。
真夏の夜空の天体ショー「ペルセウス座流星群」
三大流星群の一つで、毎年7月17日から8月24日ころに出現し、流星群の活動が最も活発になる極大期には、1時間あたり40個前後の流星が観測されるそうです。
条件が良いときには熟練した観測者だと、1時間あたり80個以上の流星を観測する場合もあるそうですよ。
2021年のペルセウス座流星群は、8月13日の午前4時ころに極大になる予定で、12日の夜から13日の明け方にかけてたくさんの流星を見ることができるようです。
お盆や夏休みの時期なので、ちょっと夜ふかしして真夏の夜空の天体ショーを楽しんでみてください。
しぶんぎ座流星群の活動時期
三大流星群の一つで、毎年12月28日から1月12日ころに出現し、流星群の活動が最も活発になる極大期には、1時間あたり45個前後の流星が観測されるそうです。
しかし年によって出現数にはかなりムラがあるそうで、どのくらい出現するか予測するのは難しいそうです。
また、しぶんぎ座は1928年に廃止されているそうで、現在では存在しないそうで「りゅう座流星群」とも呼ばれるそうですが、国際天文学連合は「しぶんぎ座流星群」を正式名称としているそうです。
2022年のしぶんぎ座流星群は、1月3日の23時から4日の0時ころ極大になる予定だそうで、4日の夜明けから6時頃が観察しやすい時間帯だすうです。
ふたご座流星群の活動時期
三大流星群の一つで、毎年12月4日から12月17日ころに出現し、流星群の活動が最も活発になる極大期には、1時間あたり45個前後の流星が観測されるそうです。
条件が良いときには熟練した観測者だと、1時間あたり100個程度の流星を観測する場合もあるそうですよ。
2021年のふたご座流星群は、12月14日ころ極大になる予定でほぼ一晩中見えるそうですが、午後9時ころから見やすくなるそうで、深夜の2時ころには放射点がほぼ天頂に位置するので、真上から降ってくるように見えるそうです。