不明熱の定義とは|原因がわからない高熱が長期間続き診断がつかないそうですよ!


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不明熱の定義とは

不明熱とは、原因がわからない高熱が長期間続き診断がつかない状態のことで、

・38度以上の発熱を繰り返す
・その状態が3週間以上続く
・病歴の聞き取り、血液検査など必須の問診、検査をしても診断がつかない

ものと定義されているそうです。

厚生労働省の患者調査によると、2017年の不明熱の患者は7千人で、定義を満たさないうちに原因が判明したり、熱が下がったりするケースもあるそうです。

 

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不明熱の原因疾患

不明熱は、原因がわからない高熱が長期間続きますが、近年は感染症や悪性腫瘍の検査が進歩して原因が判明するケースが増えているそうで、膠原病や血管炎、リウマチなどの炎症性疾患の割合が増えているそうです。

◆感染症
・新型コロナウイルス
・HIV感染症
・結核
・心内膜炎
・化膿性椎体炎
・梅毒
・動物原生感染症(ブルセラ症、ライム病など)
・マラリア
・日本紅斑熱など

◆悪性腫瘍
・リンパ腫
・肝転移
・腎細胞がん
・心房粘液腫など

◆膠原病
・巨細胞動脈炎
・全身性エリテマトーデス
・血管炎
・リウマチ熱
・Still病など

◆その他
・薬剤
・熱中症
・悪性高熱
・多発性肺塞栓症など

死亡率は7~33%だったそうですが、2000年以降は7%程度にとどまっているそうで、最後まで原因がわからないケースは2割程度だそうで、殆どは結果的に熱が下がるそうです。

 

不明熱の診断の流れ

診断を確定させるためには、

診察と検査を繰り返し、疑わしい病気の有無を順に確かめ、絞り込んでいくそうです。

・本人が家族の病歴の聞き取り
・身体所見
・ふだん飲んでいる薬のチェック
・血液や尿の各種検査
・最近がいないか培養検査
・結核や肺炎の胸部X線検査
・CT検査
・腹部の超音波検査

などを、繰り返し原因を絞り込む。

しかし、なかなか診断がつかないため、かかりつけ医から大きな病院を紹介されることが大半だそうで、患者は消耗しきった状態になってしまい、家族や本人を疲弊させてしまうそうです。

 

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診断に有用なPET検査

一通り検査を重ねても原因がわからない場合は、陽電子放射断層撮影(PET)装置を使ったFDG・PET検査と呼ばれる方法があるそうです。

通常の組織に比べて炎症や腫瘍に糖がより多く取り込まれることを利用し、ブドウ糖の分子の一部を、PETに映る元素のフッ素18に置き換えたFDGという物質を投与し、どこに集まるかを撮影して炎症や腫瘍が疑われる部位を調べるそうです。

従来の検査に比べて感度が高く被ばく量が少ないそうで、結果が出るまで約1時間半と大幅に短縮できるそうです。

しかし、欧米では保健医療で受けられるそうですが、日本では炎症や腫瘍の検査としては使えるそうですが、不明熱は適用外だそうで3割の患者は自己負担で検査を受けているそうです。

日本医学会は、不明熱でも保険で検査できるように国に要望しているそうですが、早く保険適用になって欲しいですね。

 

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