食物アレルギーの症状とはどのようなものがあるの・おさまるの?
もくじ
食物アレルギーとは?
食物アレルギーとは、食べたり触ったり吸い込んだりした食物に対して、体を守るはずの免疫システムが過剰に反応して起こる有害な症状のことで、特に子供に多い病気です。
食物アレルギーは乳児で7~10%、3才児で約5%、学童以上で1~4%に認められ、1歳児未満の乳幼児に最も多く見られますが、幼児期、学童期、成人でも発症します。
食物アレルギーの3大原因食物
食物アレルギーの3大原因食物は、鶏卵、牛乳、小麦で、乳児期にはこれらの食材が原因食物の90%を占め、1歳以降は3大原因食物以外にイクラなどの魚卵やピーナツ、甲殻類、そば、果物などが原因食物として挙げられます。
成長とともに症状がおさまる
鶏卵や牛乳、小麦は成長とともにアレルギー症状が改善しやすい食物です。
鶏卵は3歳までに約40%、6歳までに約70%、牛乳は6歳までに約80%、小麦は8歳までに約50~60%の子供が食べられるようになっていきます。
成長の過程で消化や腸管免疫機能が発達するためだそうで、症状がおさまる可能性が高いそうですよ。
食物アレルギーの症状
食物アレルギーの症状で最も多いのが皮膚症状で、赤くなったり、じんましん、かゆみが起きます。
その他にも以下のような症状があります。
・目の充血や腫れ
・鼻汁
・鼻閉
・くしゃみ
・口唇の腫れ
・喉がイガイガする
・舌がピリピリするなどの粘膜症状
・咳や息苦しさなどの呼吸器症状
・腹痛や嘔吐、下痢などの消化器症状
また、アナフィラキシーは複数の臓器に症状が見られるもので、循環器症状や神経症状(血圧低下、意識がもうろうとするなど)を伴うとアナフィラキシーショックと呼ばれ、命の危機があるので緊急処置が必要になります。
食物アレルギーの診断法
診断には以下の方法があります。
正しい診断を受け治療しましょう。
食べたものと症状の関連確認
何をどのくらい食べて、どのくらいの時間が経過してからアレルギー症状が出たかは、診断するために重要な情報です。
商品の食品成分表やパッケージを受診の際に持参しましょう。
血液検査
血液検査で食品に対して反応する体質か調べることができます。
ただし、陽性でも必ずしも食品アレルギーであるとはかぎらないので、かかりつけ医によく相談して検査しましょう。
食物負荷試験
アレルギーが疑われる食品を摂取させて症状が出るかどうか確認する検査です。
最も信頼できる検査で、アレルギーがあっても少量食べることはできる場合も多いので、安全に食べられる量を知るためにも有効な検査です。
食物アレルギーの治療法
食物アレルギーの治療は、原因となっている食物を必要最小限に除去した食生活を送り、アレルギー反応を起こさないようにすることが重要になります。
原因食物を誤って食べてしまい症状が出てしまった場合は、抗アレルギー薬やステロイドを内服することが効果的だそうです。
アナフィラキシーショックに対しては、速やかにエピネフリンの筋肉注射が必要です。
一刻を争うのですぐに救急車を呼びましょう。
日頃から注意すること
十分なスキンケア
皮膚の乾燥や湿疹があると、アレルゲンに反応しやすくなるので、小児科や皮膚科に相談して十分なスキンケアをしましょう。
離乳食の開始を遅らせない
近年、離乳食の開始を遅らせることは、アレルギー発症の予防にはならないことが分かってきたそうです。
生後5、6ヶ月には離乳食を開始しましょう。
ただし、初めての食材は、体調の良いときに十分に加熱し少量を与え、接種後2時間程はアレルギーが発症しないか様子を見、体調に異変が合った場合はすぐに医療機関に相談しましょう。
食品成分表を確認
包装容器などの食品成分表示をよく確認して、今までに食べたことがある食材か、控えている食材がないか確認しましょう。
特に保護者以外が子供に食べ物を与える際は必ず確認しましょう。