大腿骨頭壊死症の痛みが生じる原因とは|症状や治療法、予防できるの?


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大腿骨頭壊死症とは

大腿骨頭は股関節にある大きな球場の骨で、軟骨に囲まれているので血流が低下しやすく、何らかの原因で血流が滞り大腿骨頭が壊死してしまう病気です。

股関節の疾患としてよく知られている、股関節の軟骨がすり減り徐々に骨が変形する変形性股関節症の原因の一つでもあるそうです。

お年寄りが点灯して大腿骨部骨折を起こしたあとなど、原因がわかっている場合は症候性(2次性)大腿骨頭壊死症と言い、

原因が不明なものは特発性大腿骨頭壊死症と言われ、厚生労働省の指定難病になっていて、年間の新規発症者数は2000~3000人だそうです。

以前は30~40歳代の若い世代に発症のピークがあったそうですが、近年は高齢発症も増加傾向にあり、幅広い年代で発症するそうです。

 

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痛みが生じる原因とは

主な症状は股関節に起こる突然の痛みですが、膝や臀部などに関連痛を感じる場合も多いそうです。

ただし、発生初期には全く症状がなく、壊死した骨がもろくなりその部分に体重などがかかり圧潰(つぶれ)し変形することで痛みが生じます。

そのため壊死してから自覚症状が出るまでに、半年から数年の時間差があると言われているそうです。

 

特発性大腿骨頭壊死症の原因

特発性大腿骨頭壊死症の原因は一つではなく、複数の因子が関係しているとされているそうです。

1つは、免疫抑制剤の一つであるステロイドホルモン剤で、通常、1日平均で15㎎以上のステロイド薬を服用したことがある場合は、ステロイド関連としているそうです。

ただし、ステロイドホルモン剤を服用したからと言って、必ず特発性大腿骨頭壊死症になるわけではありません。

ほとんどの場合、ステロイドホルモン剤を服用してから6週間くらいで壊死が発生するそうで、1年経過しても発生しない場合は、服用し続けても発症しない場合がほとんどだそうです。

その他にも、1日に日本酒換算で2合以上を10年以上飲み続けている習慣的な飲酒、タバコを1日に1箱、10年以上吸い続けている習慣的な喫煙も危険因子とされています。

 

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大腿骨頭壊死症の治療法

大腿骨頭壊死症の診断は、問診で病歴や服用薬剤、喫煙や飲酒などの生活習慣などを確認し、エックス線検査などの画像診断を行います。

治療には保存療法と手術療法があり、壊死の範囲や関節変形の度合い、年齢などを考慮して決められます。

保存療法

大腿骨頭の壊死の範囲が狭く、圧潰(あっかい)が生じないと予想される場合は、自然に骨が再生して治ってしまう可能性があるため、一時的に痛みを抑える鎮痛消炎剤による薬物療法が中心に行われ、

つえを使って骨にかかる負担を軽減したり、食生活の改善により体重のコントロールなどを行います。

手術療法

壊死範囲が広い場合には、手術による人工関節置換術が行われることが多く、圧潰した骨頭部分だけを挿入する大腿骨人工骨頭置換術と、股関節全体を入れ替える人工股関節全置換術があります。

近年は人工関節の性能が非常に向上しているそうで、人によっては長距離走ができるそうですよ。

また、耐久性も向上し、30年を超えて使えている人もいるそうです。

壊死範囲が比較的小さい場合には、人工関節を入れずに自分の骨を切って組み換え、壊死した部分を体重のかからないところに移動する骨切り術を行うことで、痛みを取り除くことができるそうです。

 

大腿骨頭壊死症は予防できるの?

大腿骨頭壊死症は発生初期には全く症状がなく、自覚症状が出るまでに半年から数年の時間差があるので、突然、股関節に痛みが起こったときには既に壊死しているので、予防することは難しく予防法は確立されていないそうです。

ただし、危険因子は分かっているので危険因子をなくすためにも、多量の飲酒や喫煙などの生活習慣を見直す必要があります。

また、早期に発見できれば手術をしなくても保存療法で治すことができ、壊死範囲が小さければ骨切り術で治療することもできます。

少しでも違和感があった場合は早めに専門医の診断を受けましょう。

 

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