夏に入浴する効果とは|湯船に漬かって夏バテや熱中症対策!
もくじ
夏に入浴する効果とは
暑い夏はだるさや疲労を感じやすく、蒸し暑さは体に過剰な負荷となり、緊張や興奮に関わる交感神経を強く刺激します。
また、クーラーの効いた室内と暑い屋外の温度差が大きく、体が一定の体温を保とうとして自律神経が過剰に働いてしまい、体に負担がかかってしまいます。
その結果、自律神経の調節がうまくいかずバランスが崩れてしまい、夏バテを起こしてしまうそうです。
そんな時は、湯船に漬かって暑さで乱れた自律神経を整えましょう。
入浴することで、夏バテの疲れやだるさを軽くしてくれる効果が期待できるそうですよ。
自律神経を整える入浴法
夏バテの疲れやだるさを改善する、おすすめの入浴法「ぬるめの炭酸湯」を紹介します。
38度程度の湯に、泡の出る炭酸系入浴剤を溶かし、20分程度ゆっくり浸かります。
ぬるい湯に入ると自律神経のうち「リラックス」時に働く副交感神経が刺激され、夏の暑さや温度差で興奮状態になった交感神経を鎮め、心身の疲れを取ってくれるそうです。
38度はぬるすぎないの?
お湯に溶け込んだ炭酸ガスは皮膚から吸収され血管を広げ血流をよくするので、血液が全身に栄養分を運び、疲労物質も除去してくれます。
38度ではぬるすぎると感じる人もいると思いますが、お湯に溶け込んだ炭酸ガスは皮膚の冷たさを感じるセンサーの感度を鈍くさせるそうで、2~3度温かく感じる特徴があるそうです。
なので38度でも十分に温かく感じることができるそうですよ。
熱中症の予防にも効果的
お風呂は熱中症の予防にもおすすめだそうですよ。
38度より少し暑い40度程度のお湯にしっかり浸かることで汗をかき、暑さに体がなれる「暑熱順化」進むためだそうです。
「暑熱順化」が進むと、体温が低くても汗をかきやすくなり、汗の量が増え皮膚の血流も増加するので、熱が逃げやすくなり体温の上昇を防ぐことができるそうです。
夏の温泉地での注意点
夏は温泉地へ出かける人も多いと思いますが、せっかく温泉に来たのに長時間何度も入りすぎて、頭痛や倦怠感など体調を崩してしまうこともあるそうです。
夏は気温が高いので、湯気でよく室内の温度が上がり体温が上がりやすくねっているので、額に汗が滲んできたらいったん浴槽から上がりましょう。
湯あたりなどにならないように、何度も長時間にわたり温泉に浸からず、欲張りすぎずに自分のペースで楽しみましょう。
入浴は睡眠の質を上げる
寝る前に体内深部の温度が急激に下がり始めると眠くなり、質の良い睡眠を取ることができるそうです。
ぬるめのお湯に浸かることで筋肉の緊張がほぐれリラックスでき、深部体温も上げることができ、その後深部体温が急激に下がり始め深い眠りにつくことができるそうです。
暑い夏こそお風呂を上手に活用して、寝苦しい暑い夏を乗り越えましょう。