スキルス胃ガンの原因と症状｜早期発見が難しく20～40代でも発症

by こめ · 2020/02/27

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スキルス胃がんの原因

一般的な胃がんの原因は、ピロリ菌の感染やタバコの喫煙、食生活の問題などが考えられます。

胃がんは胃の表面の粘膜にがんが発生し、放っておくと次第に広く深く増殖してしまいます。

がんが粘膜下層にとどまっているものを早期胃がん、筋層に達したものを進行がんと呼びます。

胃がんの進行度

進行胃がんは、がんの形状から1～4型に分類されていて、スキルス胃がんは4型で内視鏡検査では見つけることが難しく、症状が見られたときには他臓器に広がっていることが多いです。

スキルス胃がんの原因ははっきりとはわかっていませんが、小さながんが徐々にスキルス胃がんに変化する可能性があり、また遺伝的要因も否定できないそうです。

スキルス胃がんの初期症状は無症状の場合が多く、進行すると胃が収縮して固まった状態になってしまい、さまざまな症状が出るそうです。

・食べ物がつかえる
・胃がもたれる
・体重減少

など。

自覚症状が発生してスキルス胃がんが発見された場合は、がんが他臓器に広がる進行性がんの段階であることが多いです。

胃がんの治療法には、内視鏡治療、手術、薬物療法などがあり、胃がんの進行度や状態、年齢、希望などを担当医と検討し、治療方針が決定されます。

スキルス胃がんなどの進行がんは手術が難しい場合もあり、その場合は延命を目的に数種類の抗がん剤を組み合わせた薬物治療が行われます。

抗がん剤には、細胞傷害性抗がん薬、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などがあります。

ピロリ菌感染者の胃がんリスクは非感染者に比べて非常に高いですが、遺伝的な要素も否定できません。

そのため家族にスキルス胃がんの人がいる場合は、消化器内科医師と相談して定期的に検査をすることをおすすめします。

スキルス胃がんは進行が早いといわれていますが、発症して数ヶ月で手術ができなくなるわけではないので、ピロリ菌を除菌して年1回程度は内視鏡検査を受け、発症しても手術で治療できる段階で発見できるようにしましょう。

スキルス胃がんの予防法は確立れていません。

しかし、一般の胃がんの予防法と同様に、

・刺激物を避ける
・塩分を摂り過ぎない
・暴飲暴食をしない
・飲酒を控える
・禁煙する
・ストレスをためない
・ピロリ菌を除去する
・年に1回は定期的に胃内視鏡検査を受ける

などが挙げられます。

また最近は、遺伝子検査で自分の発症リスクを知ることができるので、積極的に利用しましょう。

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