急性膵炎が増えているそうです その原因は?


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男性の発症は女性の2倍

急性膵炎の患者数は、2011年には6万3000人を超え年々増える傾向にあるそうです。

その原因で多いのは「アルコール」と「胆石」で、男女比では 1.9 対 1 で男性に多く、男性はアルコール性、女性では胆石性が最も多いそうですが、近年では女性のアルコール性が増えているそうです。

好発年齢は、男性が60代、女性は70代だそうで、原因が特定できない突発性膵炎も多いそうですよ。

 

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急性膵炎ってどんな病気?

膵臓は、食べ物を消化するために必要な酵素を含んだ膵液を分泌します。

また、インスリンやグルカゴンなど血糖値をコントロールするホルモンも分泌する働きがあります。

しかし、何らかの原因により膵臓内にある膵管の内圧が上昇したり、膵液の分泌が過剰になったりして、本来なら消化管の中で活性化する効果酵素が、膵臓の中で活性化してしまい膵臓自体を溶かす「自己消化」が起きた状態が「急性膵炎」です。

 

急性膵炎の初期症状と他の臓器に及ぼす障害

初期症状として最も多いのは上腹部の激しい痛みです。

痛みは背部まで広がることもあり、吐き気や嘔吐、発熱なども起こることもあります。

比較的軽症で済むこともありますが、炎症によって膵臓が破壊されたりする壊死性膵臓になると外科的処置が必要になったりします。

膵臓以外の腎臓や肝臓、肺などに炎症が広がると「多臓器不全」と呼ばれる状態になり、生命に危険を及ぼします。

特にお年寄りは加齢とともに死亡率が高くなるので注意が必要です。

早めに医師の診断を受けましょう!

 

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急性膵炎の治療

胆石性で、胆管炎や胆道の通過障害の場合は、内視鏡を使った治療が行われます。

継承であれば、絶食して膵臓の安静、十分な輸液とタンパク分解阻害酵素の投与、鎮痛薬による痛みの除去が基本的治療となります。

また、意識状態や体温、脈拍数、血圧や尿量などの管理や経過観察が必要になるので、基本的には入院治療になります。

「重症」と判断された場合は、臓器不全の対策、栄養管理、感染予防などが必要になるので、速やかに急性膵炎に対応できる高次医療機関での治療をおすすめします。

 

暴飲暴食やアルコールは控えましょう!

アルコール性急性膵炎は、1日当りエタノールに換算して48グラム以上の飲酒で、発症リスクが2.5倍になるといわれています。

アルコール度数が5%のビール500ml缶で2缶強、アルコール度数が40%のウイスキーでは150mlに相当し、断酒すると再発率が下がるそうです。

急性膵炎から慢性膵炎に移行するのは3~5%といわれていますが、重症例は22%だそうです。

また慢性膵炎は、膵癌や糖尿病など他の病気のリスクとなるので、膵臓への負担をかけないためにも暴飲暴食や多量のアルコール摂取は控えましょう。

中性脂肪が高い人は、食生活など生活習慣を見直しましょう!

 

早期発見・早期治療が重要

慢性膵炎に移行すると、膵がんや糖尿病などの他の疾患のリスクが高まりますので、早期発見・早期治療が非常に重要です。

生活習慣を改善して、定期的に健康診断を受けましょう!

 

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