頭痛薬を飲み過ぎて吐き気がする|それ薬剤使用過多頭痛かも!
もくじ
頭痛薬を飲み過ぎると症状が悪化
肩こりや眼精疲労による緊張型頭痛は、肩や首を回すなどの運動で症状が軽減しますが、吐き気や気持ちが悪くなる片頭痛は、光や音の刺激で症状が悪化し体を動かすとかえって痛みがひどくなってしまいます。
頭痛を軽く考え病院を受診せず、市販薬に頼ってしまいがちですが、市販薬を飲みすぎると頭痛が悪化してしまいます。
特に片頭痛は市販薬では対応が難しいそうなので、専門の医療機関を受診しましょう。
薬剤使用過多頭痛の自覚症状とは
薬剤使用過多頭痛は、正式には薬剤使用過多による頭痛といい、薬物乱用頭痛とも呼ばれているそうです。
以下のような状況の場合は薬剤使用過多頭痛の可能性があります。
・月15日以上頭痛がある
・月に10日以上薬を飲む
・薬が効かなくなったようなきがする
などの症状がある場合は、すぐ薬の服用を中止してすぐに医療機関を受診しましょう。
ちゃんと治療すれば治せる病気
世界保健機関(WHO)の健康な生活に支障が出る疾病の順位で、頭痛は脳卒中に続く2位だそうです。
頭痛は生活の質を下げるにも関わらず、軽視されがちで大きの人が病院にはいかず市販薬を飲み続けるため、薬剤使用による頭痛「薬物乱用頭痛」を発症してしまうそうです。
頭痛は自己判断せずに病院でちゃんと治療すれば治る病気だそうです。
薬物治療には痛いときに飲む急性期治療薬と、毎日飲む予防薬があるそうです。
また、2021年には頭痛の原因となる神経伝達物質「CGRP」をブロックする新薬が認可されたそうです。
薬剤使用過多頭痛の治療法
薬剤使用過多頭痛の治療法を紹介します。
① 原因となっている薬の服用を中止する
すぐに服用を中止する方法と徐々に減らす方法があるそうですが、すぐに中止したほうが結果は良好だそうです。
しかし、原因となった薬を使用しないと日常生活に支障が出る場合などは、徐々に減らす方法を取るそうです。
② 薬の中止後の頭痛への対応
原因となったくするを中止すると、一時的に痛みが悪化する「反跳頭痛」が起こるため、原因役以外の薬物で治療するそうです。
③ 予防薬の服用
もともとの頭痛(片頭痛、緊張型頭痛)の予防薬も処方され服用します。
経過が順調であれば、予防薬の量を減らしていき3~6ヶ月間服用後、服用を中止するそうですが、約30%は1年以内に再発してしまうそうです。
再発を防ぐためにも通院を続け、医師の指示を受けましょう。
また、頭痛日記をつけて生活習慣も見直しましょう。