在宅避難の備えしてますか?
もくじ
避難所ではなく自宅で避難生活を送るために
地震などの災害はいつ起きるかわからないので、普段からの災害の対策をしておくことは、自分や家族の命を守ることにつながります。
また、避難所では見ず知らずの人と同じ場所で生活をしなければならないので、非常にストレスなどを感じ精神的にも肉体的にも大変です。
でも在宅避難なら普段に近い生活が送れます。
ただし、家の倒壊の危険はないか、津波や土砂崩れなどの危険はないかなどを調べ、不安がある場合は避難所へ移動しましょう。
家具の耐震対策
家具は倒れる心配があるので、必ず転倒防止を行いましょう。
転倒防止の方法には、
・L字金具で家具を壁に止める
・家具の下に滑り止めマットを敷く
・家具の上部にポール(突っ張り棒)を立て天井との隙間を埋める
などがあります。
L字金具で家具を壁に止めるのが一番効果がありますが、上記の方法を組み合わせると更に効果が期待できます。
災害時の非常食
災害時には痛みやすい冷蔵庫の中のものから食べるようにして、その後は非常食を食べるようにしましょう。
普段食べる食材を3日分、非常食を4日分、合わせて7日分はあったほうがいいです。
非常食にも賞味期限があるので、賞味期限が近いものから月に一度食べて入れ替えるといいですよ。
カセットコンロも用意しておきましょう。
1ヶ月毎日15分ほど使うと、カセットボンベは20本ほど必要になります。
飲料水の備蓄
飲料水も1週間分は用意しておきましょう。
1日最低2リットル使うとして、家族4人1週間分で2リットルのペットボトル28本必要です。
28本も一箇所に保管できない場合は、ちょっとした隙間などに置くなど工夫しましょう。
水にも使用期限があるので定期的に入れ替え、使用期限が過ぎたものは飲水以外に利用しましょう。
その他、液体ハミガキなど水を節約できるグッズも用意しておきましょう。
携帯トイレ
地震などの災害時には、水漏れなどで自宅集合住宅のトイレが使えないこともあるので、携帯トイレを用意しておきましょう。
排尿は1日5~7回がいっぱんてきだそうですので、一人につき1週間で35~49枚、4人家族で最低140枚必要です。
使う場合は、便器にごみ袋を1枚かぶせ携帯トイレを設置すると、使用後に交換するときに便器の中の水が付かないので、衛生的に使えます。
排泄物を回収できるまで保存する必要があるので、フタ付きのゴミ箱など密閉できる容器も用意しておきましょう。
ランタン型ライト
電気も止まってしまうので、懐中電灯やロウソクなどが必要ですが、あまり使い勝手がよくありません。
ランタン型ライトやヘッドライトなどがあれば、両手を自由に使うことができるので便利です。
ランタン型はリビングやキッチン、トイレなどにほしいですね。
ヘッドライトは移動するときに使うので、家族の人数分はほしいですね。
情報源としてスマホやラジオも必要ですので、乾電池や充電器も用意しておきましょう。
家の中も危険が多いので、しっかり対策して災害に備えましょう!
避難生活を余儀なくされた場合
家の倒壊や津波、土砂崩れなどで避難生活を余儀なくされた場合に備え、マスクや消毒用品、体温計となどの衛生用品を今のうちに非常用持ち出し袋に入れておきましょう。
できれば、災害リスクがより低い場所にある親戚や知人宅への避難も検討しておきましょう。
また、テントなどのアウトドアグッズを活用して自宅敷地内などで避難生活を送ることも、新型コロナウイルス感染予防のために検討してみてください。
物資調達や情報収集に避難所に行く際は、マスクを着け少人数で物資を受け取るなど感染症対策も必須です。