ベジブロスとは?|レシピや人気の野菜の種類と作り方・保存法
もくじ
ベジブロスとはなんなの?
ベジブロスとは、普段使わず捨ててしまう野菜の皮やヘタ、種などで取っただし汁のことです。
野菜のクズには、第7の栄養素といわれるファイトケミカルが豊富に含まれているそうですよ。
野菜をまるごと使うことができるので、無駄が出ずコストもかからないし、野菜の甘味や風味を味わえるので、スープのベースや隠し味として和洋中を選ばず使うことができます。
第7の栄養素ファイトケミカル
野菜くずにはポリフェノールやリコピン、β-カロチンなど、料理に深みを与えるファイトケミカルがたっぷりと含まれています。
第7の栄養素として注目されるファイトケミカルには、抗酸化成分が含まれているので肌を美しくする美容効果や、免疫力を高めるなどの健康効果も期待できます。
ファイトケミカルの種類は1万以上といわれ、成分や効果もさまざまだそうです。
なので一つの成分を多く取るよりも、多くの成分をバランス良く取りましょう。
バランスのいい野菜の選び方
たくさんの種類を取るには、野菜の色を基準とするといいですよ。
赤、緑、黄、だいだい、白、紫、黒の七つで、
赤は、トマトやビーツ
緑は、ピーマン、パセリ
黄は、黄パプリカ、トウモロコシ
だいだいは、ニンジン、カボチャ
白は、ニンニク、ダイコン
紫は、ナス、赤ジソ
黒は、ゴボウ、黒豆
などです。
ファスナー付き保存袋に野菜くずを入れて、1週間分を目安に冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
有機、無農薬、減農薬栽培のものがおすすめで、輸入品は使わないほうがいいそうです。
ベジブロスの作り方
ベジブロスの作り方は簡単です。
水 1300mlで約1000mlのベジブロスが作れます。
① 鍋に水を1300ml入れ、よく洗った野菜の切れ端を両手いっぱい分入れます。
② 火を付ける前に料理酒を小さじ1杯程度いれ、野菜の旨みを引き出します。
③ 20~30分、弱火でアクをとらずにコトコト煮ます。
④ ザルの下にボウルを置いておき、火を止めてザルにあけこします。
⑤ 和洋中どんな料理にも合う黄金色のベジブロスの出来上がり!
ベジブロスの保存方法
ベジブロスの保存方法を紹介します。
◆冷蔵庫
粗熱を取ったベジブロスを保存容器に入れて冷蔵庫で保存して、3日を目安に使い切りましょう。
◆冷凍庫
製氷皿に入れて冷凍庫で凍らせて保存することもできます。
解凍後はなるべく早く使い切りましょう。
また、ザルでこさずにそのまま保存袋に入れて冷凍することもできます。
ファイトケミカルがさらに溶け出すかも?
自然解凍し、こしてから使いましょう。
ちょい足しスープ簡単レシピ
ベジブロスにちょい足しする簡単スープレシピを紹介します。
◆梅を入れて和風に
醤油、梅、ショウガを入れると、梅の酸味とさわやかなショウガ、醤油で味が引き締まります。
◆国を加えて洋風に
塩、チーズ、オリーブオイルを入れると、チーズやオリーブオイルのコクがプラスされ洋風に。