毒キノコによる食中毒の時期|きのこ狩りやハイキングなど秋の行楽シーズンは特に注意!


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毒キノコによる食中毒が多く発生する時期

秋はきのこ狩りやハイキングなどの行楽シーズンですが、毒キノコによる食中毒が多く発生する季節でもあります。

食べられるキノコと間違って毒キノコを食べ、食中毒を起こし入院したり、亡くなったりすることが毎年起きています。

厚生労働省によると、毒キノコによる食中毒は、2010年から19年までの10年間で390件発生し、患者数は1066人、死者は2人だそうで、毎年9月から11月に集中しているそうです。

食用キノコと間違えやすい毒キノコを紹介します。

 

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ツキヨタケ

初夏から秋に、ブナなどの広葉樹の倒木や枯れ木などに多数重なり合って発生します。

かさの大きさが約10~20センチまで成長する大型のキノコです。

患者数は10年間の中で最も多く、500人を超えています。

シイタケやヒラタケと外見や色彩が似ていますが、ツキヨ(月夜)とも呼ばれ、暗闇で青白く光ります。

嘔吐や下痢、腹痛などの症状を引き起こします。

 

クサウラベニタケ

夏から秋に、ブナ科(コナラ、スダジイなど)の林に群生、単生します。

かさの大きさは3~10センチで、ホンシメジやナラタケと間違いやすいキノコですが、柄がきゃしゃなのが特徴です。

青森県などではにせしめじと呼ばれ、嘔吐や下痢、腹痛のほか、発汗や瞳孔の収縮なども引き起こします。

 

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テングタケ

夏から秋に、広葉樹林の地上に発生します。

かさの大きさは6~15センチの中型で、茶色っぽいかさに白いイボがあります。

ハエトリタケとも呼ばれ、下痢や腹痛、めまいやけいれん、呼吸困難に陥ることもあり死亡例もあります。

 

カエンタケ

夏から秋に、林内の地上やブナやクヌギなどの広葉樹の枯れた切り株などに発生します。

高さが10~15cmほどに成長するキノコで、カエンという名前の通り表面がオレンジ色や赤色をしていて、鹿の角や人の手の指のように枝分かれしてます。

食用のベニナギナタタケと似ていますが、最強の猛毒キノコとも言われ非常に毒性が強く、消化器不全や脳神経障害により死亡することもあります。

都市部の公園などに生えることもあり、素手で触ると炎症を引き起こすので危険です。

特に色が目立つので、小さな子供が触らないように注意しましょう。

 

毒キノコの間違った見分け方

毒キノコと食用キノコの違いを見分けるのは簡単ではありません。

「毒キノコは見た目が派手」という言い伝えがありますが、地味な色をした毒キノコのほうが多く存在しているそうです。

また「茎が縦に裂ければ大丈夫」というのも間違いで、茎が縦に裂ける毒キノコもあります。

不確かな情報は信じないようにしましょう。

厚生労働省は、食用キノコと確実に判断できなかったり、少しでも怪しいと思ったら

① 採らない
② 食べない
③ 売らない
④ 人にあげない

と強く呼びかけています。

きのこを食べて、強い苦味や下のしびれなどを感じたら、すぐに吐き出しましょう。

万が一体調が悪くなったら、すぐに医療機関を受診してください!

 

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