ガス臭い気がすると感じたら|家庭でのガス漏れの対処法や防止策
もくじ
家庭で使用されるカスの成分
家庭で主に使用されているのは、メタンを主成分とした都市ガスと、プロパンなどを主成分としたLPガスです。
LPガスはアウトドア用の携帯コンロやスプレー缶などにも使用されています。
どちらも本来は無色無臭ですが、カス漏れの際にすぐ気づくように臭いがつけられています。
また、都市ガスは空気より軽いため漏れると天井にたまり、LPガスは空気より重いので床をはうように広がり、低い場所にたまる性質があります。
どちらも空気と一定の混合割合になると燃焼可能な状態になり、爆発する危険があります。
ガス臭い気がすると感じたら
実際に家庭でガス臭いと感じた時は、以下のことに注意しましょう。
換気扇や電気のスイッチのON/OFFはしない
カス臭いと感じたときに慌てて換気しようとして換気扇を回してしまうと、スイッチのON/OFFが着火源となり火花が発生し爆発の危険があります。
窓や戸を大きく開ける
カス臭いと感じたときは、まずガスを屋外に追い出すために窓や戸を大きく開けましょう。
特にLPガスの場合は低いところにたまるので注意しましょう。
すべてのガスの元栓を閉める
必ずすべてのガスの元栓を閉め、すぐにガス事業者に住所、氏名、所在地の目印、状況を連絡し安全確認が済むまでガスの使用はやめましょう。
地震の際に気をつけること
地震の際は、机の下などで診の安全を確保し、揺れが収まるのを待ちましょう。
ガスを使用中に震度5度相当以上の地震が起きた場合は、ガスメーターが自動的にガスを遮断するようになっているので、落ち着いて行動しましょう。
再使用する場合は、ガスの臭いがしないか、ガスの危機に県警や破損がないかなどを必ず確認しましょう。
少しでも異常がある場合はガスを使用せず、ガス事業者などに連絡して点検、修理を依頼しましょう。
一酸化炭素中毒などにも注意が必要
ガスは不完全燃焼を起こすと一酸化炭素(CO)が発生する場合があります。
一酸化炭素はつよう毒性を持っていて、無色無臭なので気づきにくく危険です。
少し吸い込んだだけでも頭痛や吐き気などが起こり、最悪の場合は意識不明になり死に至ることも少なくありません。
一酸化炭素中毒を防ぐために、ガスを使うときに窓を開けたり換気扇を回して換気しましょう。
ガス漏れ警報器を設置しましょう
ガス漏れや不完全燃焼に備えて警報器を設置することをオススメします。
警報器は24時間ガス漏れや一酸化炭素発生を感知することができます。
ガスは目に見えないのでなかなかガス漏れや不完全燃焼に気づかない場合も多いので、警報器を設置し異常がないことを確認して、十分に気を付けて使いましょう。