マスクによる肌荒れ防止|ガーゼやティッシュで対策できるの?
もくじ
マスクによる肌荒れの原因とは
新型コロナウイルス感染予防のためマスクを着用する機会が増え、肌荒れなどの肌トラブルが増えています。
マスクをしていると、吐く息に含まれる水蒸気で一時的に潤ったように錯覚して保湿されていると思われがちですが、マスクを外すと表面の水分はすぐに蒸発して、逆に乾燥しやすく肌がツッパたり、皮膚表面のバリア機能が低下してヘルペスや湿疹などの原因になったりします。
また、不織布マスクは肌の水分を吸い取りやすく、摩擦や乾燥によってニキビなどができやすくなります。
そんなときは、綿などの肌に優しい天然素材のマスクがおすすめです。
ガーゼやティッシュで肌荒れの防止はできるの?
綿などの肌に優しい天然素材のマスクは肌荒れ防止におすすめですが、ウィルスや雑菌を防ぐフィルター効果はありません。
不織布マスクは、ウィルスや雑菌を防ぐフィルター効果が高いものが多いので、不織布マスクを着用する場合は、不織布マスクと顔の間にティッシュペーパーやガーゼなどを1枚挟むと、肌への負担が軽減されます。
ティッシュペーパーはなるべく柔らかく保湿効果のあるものを選びましょう!
スプレーで乾燥と日焼け対策
紫外線は肌の乾燥を促します。
外出時の対策として、30CCくらいのスプレー容器に水に近いさっぱりした化粧水を入れて持ち歩き、乾燥やほてりを感じたときに、顔から15センチほど離して5~6回噴霧して顔を軽く押さえて肌に染み込ませて、肌を乾燥や日焼けから守りましょう。
マスクの内側に入れるティッシュペーパーやガーゼに吹きかけるのも効果的ですよ。
脂漏性湿疹に注意しましょう!
マスクを長い間していると、肌に皮脂がたまり赤みやかゆみが起こる「脂漏性湿疹」になるリスクがあるそうですよ。
特に男性は女性に比べて皮脂が多いので注意が必要です。
日中に顔の脂が多くなってきたと感じたら、できれば顔を洗いましょう。
メークをしている場合は、こまめに油を拭き取りましょう。
また、口の周りにたまった汗や、皮膚の表面の脂をティッシュペーパーなどで拭うだけでも予防効果があります。
気温が高くなるとマスクの中は汗で蒸れ、雑菌が繁殖しやすく肌トラブルの悪化に繋がります。
通気性がよく、涼しいマスク生地を選ぶなど工夫しましょう。
ただし、通気性が良いマスクはフィルター効果が低くなるものもありますので、使う場所や用途によって選びましょう。
マスクを再利用する場合のポイント
布マスクは洗って何度も使うことができます。
洗う際は、3リットルの水に小さじ1杯程度の漂白剤を入れてよくかき混ぜ、マスクを10分ほどつけ置きするといいですよ。
漂白剤は除菌効果が期待できるので、押し洗やこすり洗はしなくても、つけ置きした後に水で流すだけで十分だそうです。
水で流した後は、強く絞ったり乾燥機を使ったりせず、軽く手で抑えて水分を落とし干しましょう。
また、医療用漂白剤でも食器用漂白剤でも構わないそうです。
ただし塩素系漂白剤は色落ちすることがあるので、色付きのマスクは注意が必要です。
不織布マスクは使い捨て用ですが、同じようにつけ置きして乾燥させれば10回ほど使えるそうです。
洗うのが面倒な場合は、消毒用アルコールを外側に吹きかけ、干して乾燥させてもいいそうです。
ただし不織布マスクは使い続けると、だんだんけばたってきて顔にかゆみが出ることがああるので、1週間を目安に廃棄したほうがいいですよ。