あれ老眼かな? 老眼鏡の正しい選び方おしえて!
もくじ
老眼について正しく理解しよう!
歳を重ねると近くのものが見えづらくなり、誰でも老眼になる可能性があります。
老眼は正式には「老視」といって、ピントが合う範囲が狭くなった状態のことで、治療や老眼鏡などの補助器具が必要になります。
原因は加齢によって水晶体が固くなるためです。
水晶体は、遠くを見る時には厚くなり、近くを見る時には薄くなってピントを調整しています。
水晶体が固くなると、水晶体を支える毛様体筋の調整力が弱くなり、老眼(老視)が始まります。
また毛様体筋の調整力も加齢とともに衰えてしまいます。
放置すると肩こりや頭痛の原因になるので、我慢しないで老眼鏡を使うことをオススメします。
老眼の治療法ってどんな方法があるの?
老眼の治療法には大きく分けた3つあります
◆レーシック
角膜にレーザーを照射して矯正
◆角膜インレイ(フェイキックは含まない)
角膜に薄いリングやレンズを装着することで矯正
◆眼内レンズ
水晶体を人工レンズに取り替える治療で、白内障の治療に用いられていましたが、遠近両用源内レンズを使用することで、老眼でも治療できるようになりました。
目的にあった老眼鏡を選びましょう!
老眼鏡のレンズには用途に応じていろいろな種類があるので、まずは眼科を受診して自分にあった老眼鏡を選びましょう。
読書にオススメの近用単焦点レンズ
本や新聞を読む時や、書類やテザ味を書くときなど、目から30センチ前後の距離に焦点を合わせる事ができる。
デスクワークに有効な近用ワイドレンズ
別名「近近両用眼鏡」とも呼ばれ、パソコン作業などのデスクワークで目が疲れる人にオススメです。
「近近両用眼鏡」:近=スマホ、近=PC、両用
室内用の中近両用レンズ
屋内で半径3、4メートルほどの範囲が見やすく、テレビを見たり掃除や料理などの家事をするときにオススメです。
かけ外しが不要の遠近両用レンズ
遠くを見るときにも、テレビや読書など近くを見るときにも見え、ライフスタイルに合わせて遠、近どちらでも見えるのでかけ外しの必要がありません。
1本で万能タイプの累進多焦点レンズ
遠くから近くまでさまざまな距離にピントが合うので、1本で遠くも近くも中間も見やすい、境目のない遠近両用レンズです。
老眼鏡のフレームは疲れにくいものを
老眼鏡を選ぶときにおしゃれなフレームのものを選びがちですが、実際にかけてみて疲れにくいものを選ぶことをオススメします。
デザインの好みも大切ですが、
・顔の形や全体の雰囲気に合っているか
・かけ心地が良く、ズレたりしないか
・見やすい角度になっているか
なども確認して、調整して自分に合ったメガネにアレンジしてもらいましょう。