カラスの巣作り時期と子育て|威嚇されたときの対処法とは?


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カラスの巣作り時期は?

カラスの繁殖期は3月から7月頃で、巣作りの時期は3月から4月頃に、なわばり内で親ガラスが作ります。

巣ができると卵を産んで20日前後でひなにかえり、1ヶ月ほどで巣立ちます。

子育て中は小ガラスを守るために威嚇するなど、一番凶暴になる時期なので注意が必要です。

 

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カラスの種類と特徴

日本には7種のカラスがいます。

普段目にするカラスは「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」がほとんどですが、その他にも「コクマルガラス」「ミヤマガラス」「ワタリガラス」「ホシガラス」「カチガラス」がいます。

ハシブトガラス(嘴太烏)

その名の通りくちばしが太くわん曲していて、ぴょんぴょん飛び跳ねるように歩きます。

町中でよく見かけるカラスで、街路樹や電柱などによく巣を作ります。

ハシボソガラス(嘴細烏)

くちばしが細くまっすぐで、両足を交互に出して歩きます。

ハシブトガラスよりひと回り小さく畑や農耕地に生息し、学習能力が高くクルミを車で割って中身を食べたりします。

コクマルガラス(黒丸烏)

世界のカラスの中で最も小さく、キュウキュウと可愛らしい鳴き声で、冬に九州地方に飛来するなかなか見ることができないカラスです。

ミヤマガラス(深山烏)

越冬のためにシベリアなどから群れを作って飛来します。

性格は穏やかで、別の種類のカラスとも群れを作ることもあり、河川敷などで多く見かけられます。

ワタリガラス(渡烏)

冬にユーラシア大陸や北米大陸などから、越冬のために北海道のオホーツク海沿岸などに飛来するカラスの中で最大級の大きさのカラスです。

好奇心が強く、人間の4歳児に相当する頭脳を持っていると言われています。

ホシガラス(星鴉)

北海道や本州、四国の亜高山帯・針葉樹林に生息し、警戒心が強くその姿はなかなか見ることはできません。

翼には茶色に白の斑点があり、野鳥愛好家や写真家にも人気の可愛いカラスです。

カチガラス(カササギ)

九州を中心に、北海道や新潟、長野などでも繁殖が確認されている、白黒のカラーリングと、光沢のある碧色に輝く羽、長い尾羽が特徴の美しいカラスです。

その美しい見た目とは裏腹に気性が荒く、トンビなどの大きな鳥にも威嚇することがあるそうです。

 

威嚇するのはハシブトガラス?

ハシボソガラスはヒナが巣立つ時期に神経質になりますが、おとなしい性格なのでほとんど威嚇することはありません。

しかしハシブトガラスは巣を作ってから小ガラスが巣立つまで、子ガラスを守るために威嚇してきます。

ただし、突然襲ってくることはなく高いところから様子をうかがい、

・「カッカッカッカ」と鳴いて警告音を出す
・とまっている木の枝や電線を激しく突く
・巣の近くから人がはなれないと、後方から低空で飛んできて頭の近をかすめ飛ぶ
・後ろから脚で後頭部を蹴る

などの威嚇をします。

 

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威嚇されないための対処法

威嚇は繁殖時特有の行動で、巣立ちが終われば威嚇はなくなります。

また、カラスのなわばりは半径約20~100メートルですので、この範囲から抜けると追ってきません。

・巣のある場所を通らず迂回する
・頭・肩を覆うように傘をさす
・頭を守るために帽子をかぶる
・腕を頭上に真っ直ぐ伸ばして動かさずゆっくり通過する

両腕を頭上に真っ直ぐ伸ばしと、カラスは羽を痛めることを恐れて襲ってこないそうですよ。

 

カラスの巣ができてしまったら

カラスの巣ができてしまったら早めに撤去したほうがいいですが、卵やひなのいる巣を勝手に撤去することはできません。

巣を撤去するには「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、事前に市の許可が必要になります。

自宅や会社の敷地内であっても、無許可で卵やひなのいる巣を撤去することはできません。

違反すると懲役1年以下、または100万円以下の罰金が科せられるおそれがあります。

また、巣を撤去してもすぐに近くにまた巣を作るので、子育ての期間が伸びてしまい、人に対する敵対心がひどくなり、かえって威嚇がひどくなる可能性がありますので、ヒナが巣立つまでカラスの巣の撤去は控えましょう。

公園や街路樹(国道・市道など)、電柱に巣ができた場合は、巣のある場所の管理者に撤去を依頼する必要がありますが、卵やひながいる場合は撤去せずラミネート加工したチラシ貼って注意喚起し、ヒナが巣立つまで待つことが多いようです。

 

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