おにぎりの歴史と由来|ルーツやおむすびとの違いは何なの?


「当サイトはアフィリエイト広告を利用しています」

 

おにぎりのルーツ

日本で発見された最古のおにぎりは、1987年(昭和62)に石川県能登半島の旧・鹿西町(現在の中能登町)にある堅穴式住居跡の遺跡「杉谷チャノバタケ遺跡」で出土した、もち米を蒸して固めて焼かれたおにぎり状に固まった炭化米とされています。

この化石は紀元前1世紀頃の弥生時代中期のもので、先が尖った円錐型に近い形をして、横浜市や香川県高松市でも弥生時代中期~後期のものと推測される炭化米が発掘されています。

日本にイネが伝わったのは縄文時代中期で、縄文時代後期には九州から西日本中心に、東北地方まで稲作が広まったとされているので、縄文時代後期には「おにぎり」が食べられていたと考えられます。

 

広告

おにぎりの歴史と由来

奈良時代には「握飯(にぎりいい)」という言葉が「常陸国風土記」などに記載され、平安時代の「源氏物語」には「屯食(とんじき)」という言葉で登場しています。

平安時代末期から鎌倉時代には武士の兵糧として活躍し、承久の乱で梅干入りのおにぎりが配られ梅干が全国に広まったとされ、鎌倉時代末期にはうるち米が使われるようになったそうです。

江戸時代になり平和な時代に鳴ると、おにぎりは兵糧からお弁当になり、五街道の宿場町では「染飯(そめいい)」という疲労回復効果のあるクチナシで黄色く染めたもち米が登場し、富士山信仰もあいまって東海道では黄色い三角おにぎりが主流となりました。

浅草海苔の養殖が始まった元禄時代には、海苔巻きおにぎりが発明されたそうです。

日本初の駅弁にも関わっているという説もあり、1885年(明治18)7月16日に日本鉄道の嘱託を受けた旅館「白木屋」が宇都宮駅構内で、梅干しおにぎり2個とたくあんを弁当として販売したそうです。

1978年(昭和53)には、セブンイレブンがおにぎりの販売を開始し、またたく間にコンビニの主力商品になり、2013年(平成25)にはユネスコ無形文化遺産に登録されています。

 

おにぎりとおむすびの違い

「おにぎり」と「おむすび」の呼び方の違いには諸説あります。

「常陸国風土記」に記載されている「握飯(にぎりいい)」が「にぎりめし」に変化して、今の「おにぎり」になり、

「おむすび」は、「古事記」に登場する農業の神様「神産巣日神(かみむすびのかみ)」の力を授かるために、神様が宿っている米を結び食べたことからとする説があります。

また、神の力を授かるために米を山型(神の形)にかたどって食べたものが「おむすび」という説もあります。

そのことから「おむすび」は三角形で、「おにぎり」はどんな形でもいいという説もあります。

日本の大部分では「おにぎり」と呼ばれていますが、関東から東海道にかけては「おむすび」と呼ぶことが多いようですが、東京や神奈川では「おにぎり」と呼ぶことが多いそうです。

「おにぎり」と「おむすび」は呼び方や形が違うだけで同じものです。

おっともう一つ違いがありました。

「おむすびの日」が1月17日で、「おにぎりの日」は6月18日だそうです。

 

広告

美味しいおむすびを握るコツ

美味しいおにぎりを作るコツは水加減だそうです。

柔らかいご飯を握るとお米同士がくっつきすぎて、口の中で崩れにくくなってしまうので少し固めに炊き上げるといいそうです。

握るときはお米同士の間にたくさん空気が入るように、力を入れずに優しく握るとお米同士がくっつすぎるのを防ぐことができます。

水加減を調整して、お米の間に空気を含ませお米の風味を感じられるように優しく握りましょう。

 

にほんブログ村 健康ブログ 健康的な生活へ
にほんブログ村
にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ

 

参考になったらシェアしてくださいね!