高齢者の靴の選び方|履きやすくて歩きやすい足にやさしいものがおすすめ!
もくじ
軽くてつまずきにくい靴がおすすめ
歳を取るとどうしても足の筋力が衰えてしまい、足がしっかり上がらなくなり、すり足で歩くようになります。
また足の裏のアーチが崩れ扁平足になってきたりするので、気が付かないうちにすり足で歩くようになってしまいます。
すり足で歩くとちょっとした段差などにつまずいてしまい転倒する危険が高まりますので、軽くてつまずきにくい靴を選びましょう。
つまずきにくい靴ってどんな靴?
すり足で歩くとちょっとした段差でもつま先がぶつかりつまずいてしまうので、靴のつま先が反り上がった軽い靴を選びましょう。
また、歩いたときに爪が靴にぶつかって痛くならない、つま先に少し余裕のあるもので、靴底もなるべく平で足の裏のアーチに合ったしなやかに曲がる、滑りすぎないものがおすすめです。
グリップがいい靴底だとかえってつまずいてしまうので、適度に滑りにくいものにしましょう。
履きやすくて歩きやすい靴選びのポイント
高齢になると屈んで靴紐を締めるのも辛くなるので、間口が大きくて履きやすく面ファスナーで簡単に足を固定できて脱げにくく、歩きやすいものがおすすめです。
靴選びのポイントを紹介します。
① 履いてみて軽いと感じるもの
② つま先が反り上がったもの
③ 履いた時つま先に少し(5~10mm)余裕があるもの
④ 開口部が広く脱ぎ履きしやすいもの
⑤ 素材が柔らかくしっかり固定できるもの
かかとは衝撃を緩和するクッション
かかとの脂肪はハチの巣のようなハニカム構造をしていて、歩く際のかかとへの衝撃を和らげるクッションの働きをしています。
しかし脂肪は加齢とともに減少してしまうので、衝撃が膝や腰にダイレクトに伝わり、膝や腰のトラブルになることがありますので、かかと部にクッションが入っている靴がおすすめです。
また、高齢になると左右の大きさやむくみなど足の状態もバラツキが出てくるので、それぞれの足に合わせて靴を選びましょう。
どこで買ったらいいの、おしゃれなものはあるの?
リハビリや介護などで使うケアシューズやリハビリシューズもおすすめです。
ケアマネージャーに相談すると福祉用具業者を紹介してくれますし、大型量販店の福祉コーナーや大きな病院の売店などでも買うことができます。
ただケアシューズやリハビリシューズは実用面を重視したものなので、地味なものがほとんどですが、最近はおしゃれなデザインものも作られているそうですよ。
まとめ
歳を重ねると足の状態もさまざまで、ここの生活環境も大きく異なり、80代でも元気に山登りを楽しんだり、60代でも寝たきりになってしまう人もいます。
転倒防止だけでなく自分らしい生活を送るためにも、日頃から食事や運動、健康管理に注意して、自分に合った脱ぎ履きしやすくて歩きやすい足にやさしい靴を選びましょう。