骨粗鬆症予防と食べ物|納豆は骨を作る働きを助ける食べ物です!
もくじ
骨粗鬆症の予防や治療が大切
新型コロナウイルスの影響で、家に閉じこもり運動不足になって筋肉量減少やバランス低下、日光浴不足によるビタミンD欠乏、骨量減少(骨粗鬆症)などがかさなり、ちょっとした外圧による転倒などで起こる骨折(骨脆弱性骨折)に注意が必要です。
いつの間にか骨折することもあります。
代表的なのは手首(橈骨)、肩(上腕骨)、足の付け根(大腿骨)、背骨(胸椎・腰椎)の骨折です。
これらの骨折により、日常の生活動作や生活の質、健康寿命が低下し、要介護状態や寝たきりになってしまう場合も多いそうです。
手術や入院する場合も多ので、医療資源がひっ迫している状況では骨折しないように十分注意する必要があります。
また、一度骨折すると短期間に何度も骨折を繰り返すことも多いので、特に骨折の要因となる骨粗鬆症の予防や治療が大切になってきます。
骨粗鬆症の原因とは
骨粗鬆症は、閉経や加齢、病気などにより、骨の量が減って骨が折れやすくなってしまいます。
2015年時点で国内の患者数は約130万人です。
骨は、骨を壊す破骨細胞と骨を作る骨芽細胞の働きのバランス(骨代謝)によって絶えず再構築されていますが、閉経や加齢などで破骨細胞の働きが優位になり、骨がスカスカになってしまいます。
女性に多い骨粗鬆症
女性は閉経前後の女性ホルモン(エストロゲン)欠乏により、閉経以降の骨密度減少が急激に減少してしまいます。
また、もともと男性より骨密度が低いことが相まって、骨粗鬆症になる人が多いそうです。
最近では変色や極端なダイエット、喫煙や角の飲酒なども骨粗鬆症の原因になると考えられ、若い女性の骨粗鬆症も増えています。
男性の場合は、腎不全、胃切除後、呼吸器疾患の基礎疾患がある人が大半を締めています。
骨粗鬆症の診断と治療
骨粗鬆症の診断は、問診や診察、レントゲン、採血、採尿、骨密度検査などが行われます。
外来では、骨吸収抑制剤、骨形成促進剤、活性型ビタミンD3やビタミンK製剤などによる治療が行われます。
薬の使用間隔や使用期間、骨密度増加効果や副作用などは様々で、特に内科や歯科の持病がある場合は、かかりつけ医によく相談して治療する必要があります。
また、治療を開始した場合は、途中で自己中断すると骨密度が急激に下る場合があるので、自分の判断で治療を中断しないでください。
適度な運動と日光浴で強い骨に
適度に日光に当たるようにすると、骨の吸収を良くするビタミンDが活性化され、強い骨を作るのに役立ちます。
また、ウォーキングやスクワットなど適度な運動で、筋肉や骨を刺激することも有効です。
内科の持病がある場合は、主治医に相談して食事や運動をしましょう。
喫煙やお酒は骨折リスクを高めるので控えましょう。
骨を作る働きを助ける食べ物「納豆」
納豆はカルシウムが多く、アミノ酸のバランスがいいたんぱく質なので、カルシウムの吸収率を高め、骨粗鬆症の予防にも有効な食べ物です。
また、骨が作られるのを助けるビタミンKも豊富に含まれいます。
日本人は特にビタミンDやカルシウムが圧倒的に不足しているので、十分に食事や日光浴を行いましょう。
骨に良い食べののは、
・タンパク質:肉・大豆など
・カルシウム:乳製品・魚・納豆など
・ビタミンD:乾物・鮭・さんま・きのこなど
・ビタミンK:納豆・ほうれん草・ブロッコリーなど
十分に摂り日光浴を行いましょう。