頭痛の種類と見分け方|コロナ禍以前より約2倍に増えているそうですよ!
頭痛の種類と原因
頭痛には明確な病気があるわけではないのに繰り返し起こる一次性頭痛と、病気が原因で起こる二次性頭痛に大きく分けられるそうです。
一次性頭痛
一次性頭痛の代表的なものには「緊張性頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」があり、緊張性頭痛と片頭痛が混在する場合もあります。
◆緊張性頭痛
精神的なストレスや長時間同じ姿勢を続けたことで、血行が悪くなり首や肩の筋肉が緊張して起こると考えられています。
患者数は約3000万人いるとされているそうで、頭の重さは約5キロほどあり、頭を支えている首はとても凝りやすいそうで、女性は支える筋肉が少ないので女性の方がやや多いそうです。
◆片頭痛
ストレスや疲労などで頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こし、頭痛が起ころと考えられているそうです。
患者数は約1000万人いるとされ、約8割が女性で、生理の前にエストロゲンというホルモンが減ることが原因で起こりやすくなると考えられています。
◆群発頭痛
目の後ろを通っている内頚動脈が拡張して起こる炎症が原因と考えられているそうで、頭の片側で起こり、ほぼ毎日同じ時間帯に頭痛が起こるため、体内時計が関係しているともいわれているそうです。
二次性頭痛
何らかの病気が原因で起こる頭痛で、二日酔いによる頭痛も二次性頭痛のひとつで、アルコールが代謝されてできるアセトアルデヒドの増加が原因です。
くも膜下出血や脳腫瘍などが原因で、命の危険に繋がる場合もあるので、これまでに経験したことがないような強い頭痛や、手足のしびれ、麻痺、経膣、激しい嘔吐、高夏などを伴う場合はすぐに病院に行きましょう。
頭痛の見分け方と対処法
頭痛の対処法を間違えると逆効果になることもあるので注意が必要です。
頭痛の種類によって対処法は違うので、見分け方と正しい対処法を紹介します。
緊張型頭痛
緊張型頭痛の主な症状は、頭全体が締め付けられるような痛みで、以下のような特徴があります。
◆見分け方
・激痛ではなく、鈍く継続的で締め付けられるような重い痛み
・肩コリや首コリ、目の疲れを伴うことが多い
・軽いめまいを伴うことがある
・片頭痛による症状はない
◆対処法
・首の後や目の周りを温める
・入浴でリラックスする
・凝りをほぐす
・ストレッチなど軽い運動をする
片頭痛
片頭痛の主な症状は、ズキズキと脈打つような強い痛みで、光や音に敏感になったり、吐き気を伴います。
◆見分け方
・ズキズキと脈打つような痛み
・前兆や予兆があることが多い
例
・キラキラした光が見える
・生あくび
・めまい
・急な首や肩の凝り
・吐き気がある
・階段を上がったり、ちょっとした運動をすると痛みが強くなる
・光やニオイ、音に敏感になる
◆対処法
・喉仏の横の頸動脈を冷やす
・早を暗くして安静にする
・コーヒーや緑茶などカフェインを含むものを取る(1日2杯以内)
群発頭痛
群発頭痛の主な症状は、目をえぐられるような激しい痛みで、ほぼ毎日同じ時間帯に頭痛が起こります。
◆見分け方
・目をウグラれるような激しい痛み
・頭の片側が痛む
・1、2ヶ月毎日のように決まった時間帯に痛む
・1、2時間で痛むが治まる
◆対処法
・頭痛が起きそうな時期には筋腫禁煙する
・入浴後に起きる人はシャワーにする
・日ごろから規則正しい生活を心がける
・医師に相談する
コロナ禍で頭痛が増加しています!
頭痛を訴えて病院を受診する人が、コロナ禍以前と比べて約2倍に増えているそうです。
増えている頭痛は、片頭痛と緊張型頭痛だそうです。
新型コロナウイルス感染予防のため生活が変化し、マスクを長時間つけたり、生活にメリハリがなくなってストレスがたまったりすることが原因のようです。
マスクも頭痛の原因の一つ
感染症対策にはマスクが必須ですが、マスクも頭痛の原因の一つだそうです。
マスクの中は表面お温度より4度ほど高いそうで、特に暑い日にはサウナにいるような空気を吸うことになるそうで、脳の血管が熱で拡張してしまうそうです。
また、息を吐いたり吸ったりするので二酸化炭素を多く吸ってしまい、お酒と同じくらい血管を拡張させる作用があるため、片頭痛の原因になるそうです。
感染リスクが少ない場所では、マスクを外して新鮮な空気を吸いましょう。
また、マスクをしていると相手から見える部分がせばまるので、自然と表情筋を動かすことが減り、顔が凝ってしまったり、耳にかかっているゴムで耳周りが凝ったり、首の凝りが重なって緊張型頭痛になってしまう場合もあるそうです。
帰宅してお風呂で顔をマッサージしましょう。
頬骨の下あたりを押すて痛気持ちいいような感覚を感じたら、想像以上に顔が凝っている証拠だそうです。
毎日顔の凝りをほぐすことをおすすめします。
ストレスも頭痛の原因の一つ
コロナ禍で外出自粛やテレワークなどで、環境が変化してストレスが溜まると片頭痛を起こしやすくなるそうです。
仕事とプライベート切り替えるために、お風呂に入ってリラックスしたらそれ以降は仕事をしないなど、自分のルールを決めて一人の時間を作ったり、生活にメリハリをつけましょう。
また、人と話すことでもストレスが軽減されて頭痛が和らぐこともあります。
友人などと直接会えなくても、電話やオンライン通話などでおしゃべりすることで、人とのつながりを保つことができ頭痛が改善される場合もあります。