肥満は病気なの?!男性はウエスト85センチ以上女性90センチ以上は内臓脂肪型肥満
もくじ
体重が増える原因は?
体重が増える原因は、
・エネルギーの過剰摂取
・食事中の糖質量多い
・タンパク質の摂取量が少ない
・早食い
などが関連しています。
また、運動量の減少や座りっぱなしの時間が長いと、体重の増加につながります。
肥満は病気なの?
では肥満は病気なのでしょうか?
肥満は体脂肪が過剰に蓄積された状態を指し、BMI(ボディ・マス指数)25以上で判定されるそうです。
BMIとは、
BMI = 体重(キログラム) ÷ 身長(メートル) ÷ 身長(メートル)
で、体格を表す指数です。
肥満自体は病気ではないですが、肥満症は病気で治療が必要になります。
肥満症はBMI25以上で健康障害を合併しているか、内臓脂肪型の肥満の状態だそうです。
健康障害とは
・糖尿病
・高コレステロール血症
・高血圧
・高尿酸血症
・痛風
・狭心症
・心筋梗塞
・脳梗塞
・アルコールが原因ではない脂肪肝
・睡眠時無呼吸症候群
・変形性関節症
・変形性脊椎症
・肥満関連腎臓病
など
内臓脂肪型肥満とは
ウエスト周囲長が男性85センチ以上、女性90センチ以上の場合、内臓脂肪型肥満が疑われます。
当面は健康障害がなくても将来的に健康障害を発症するリスクがあります。
肥満を放置するとどうなるの?
放置すると今は健康に影響なくても、将来的に高血圧や高コレステロール血症、糖尿病、心臓病など動脈硬化によって起こる病気のリスクになります。
また、ウエストが男性85センチ以上、女性90センチ以上で、高コレステロール血症または高血圧、高血糖のうち2つ以上ある場合は、メタボリックシンドロームを発症することもあります。
これらの病気にならないためにも、減量する必要があります。
減量することによって血圧が下がったり、コレステロール値が改善したり、糖尿病の発症を予防することができます。
減量をするには?
減量するには摂取エネルギーを見直す食事療法や、適度な運動を組み合わせることが効果的です。
食事療法
自分の体格にあった適正なエネルギーを摂取することが大切です。
炭水化物やタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取しましょう。
糖質制限も有効ですが、最初の6ヶ月から1年間は体重が減りますが、その後は元の体重に戻ってしまう事があり、また極端な糖質制限は長期的には逆効果で、死亡率が高くなるので注意が必要です。
◆炭水化物
精製された白い炭水化物は控え、
・白米
・うどん
・パスタ
・小麦粉を使ったパン
◆精製されていない茶色い炭水化物を摂りましょう。
・玄米
・そば粉の割合が高いそば
・全粒小麦子などを使った茶色いパン
◆フルーツジュースや砂糖入りの甘味飲料は控え、果物自体を摂りましょう。
ただし、食べすぎないように注意しましょう。
◆早食いにならないように注意しましょう。
◆タンパク質の豊富な食事は体重の減少を維持しやすいですが、腎臓が悪い人や肝硬変の人は過剰に摂取しないように注意しましょう。
適度な運動
速歩きや自転車通勤などの中程度の運動を、1日20分程度すると体重増加の予防に効果的だそうです。
これに筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行うレジスタンス運動を組み合わせると、筋肉量が減るのを抑えることができます。
ただし、運動すると食欲やエネルギー摂取を増加させるので、食事療法と組み合わせて行いましょう。
また、暑い季節は熱中症や脱水に気を付けて無理せずできる範囲で行い、通院中の人は主治医に相談して行ってくださいね。