ラジオ体操の効果とは|高齢者向きではないってホントなの?
もくじ
ラジオ体操はいつできたの?
ラジオ体操は、1928年に逓信省簡易保険局(現・かんぽ生命)が旧ラジオ体操第1を制定し、今年で95年目を迎えるそうです。
当時は国民保健体操と呼ばれ、1928年(昭和3年)11月にラジオで放送が開始されたそうです。
1932年(昭和7年)7月には、青壮年向きの体操として旧ラジオ体操第二が制定され、放送が開始され、1939年(昭和14年)9月には国民体力の向上のため旧ラジオ体操第三が発表され、12月に放送が開始されたそうです。
現在のラジオ体操は、1951年(昭和26年)5月にラジオ体操第一が制定され、1952年(昭和27年)6月にはラジオ体操第二が制定され放送が開始されたそうです。
旧ラジオ体操第三は制定されず、幻のラジオ体操第三と呼ばれているそうですよ。
ラジオ体操の効果とは
ラジオ体操は手軽に始められ、毎日続けると加齢や生活の偏りなどが原因の体のきしみを取り除き、人間が本来持っている機能をもとに戻し維持できるそうです。
ラジオ体操第一は、子供からお年寄りまで誰でもできるように作られているそうで、全部で13種類の動作で構成されています。
ラジオ体操第二は、第一と同じ13種類の動作ですが、青年や壮年層が体を鍛え筋力をアップすることに重きをおいているそうで、運動強度が強くなっているそうです。
ラジオ体操をきちんとやると、3分間で全身の650前後の筋肉のうち、400ほどを刺激できるそうです。
特にラジオ体操第一の動作には、正しい姿勢づくりや内蔵や循環器の働きの促進、転倒予防などの効果があるそうです。
ラジオ体操を継続する効果
ラジオ体操を継続する効果は、全国規模の調査・研究で明らかになっているそうです。
基礎代謝量や筋肉量などから算出される体内年齢は、実年齢より約20歳若くなるそうで、血管年齢も同じで、脳卒中や心臓病のリスクも低くなるそうです。
また、運動しても息切れを起こしにくく、骨密度が非常に高くなることがわかっているそうで、身体機能や活力などでも国民標準値を大きく上回っているそうです。
高齢者向きではないってホント?
ラジオ体操第一は、子供からお年寄りまで誰でもできるように作られているそうですが、高齢者向きではなという意見もあるそうです。
ラジオ体操第一は主に上半身を鍛える動作なので、下半身の運動能力が低下している高齢者向きではない、
95年前にできた当時と比べて平均年齢がずいぶん違うので高齢者には適していない、
などの意見があるそうです。
たしかに高齢者には不向きな動作もありますが、全く効果がないわけではなく、正しい姿勢づくりや内蔵や循環器の働きの促進、転倒予防などの効果があり、毎日継続して行うことで基礎代謝が高くなり、血行が良くなり免疫力もついてくるそうです。
また、13種類の動作を必ず順番通りに行うことにこだわらずに、できるところから初めて運動習慣を身に付け、継続して行うことで健康寿命を伸ばしましょう。