ドライアイの原因と対策|典型的な症状と直し方とは!
もくじ
ドライアイの症状と原因
ドライアイの典型的な症状は、
・目が乾く
・目がしぶしぶする
・目が疲れる
・目が痛い
・目が見えにくい
など、さまざまです。
眼科医の診断によると、ドライアイの原因としては、涙液の減少が55%と最も多く、次いで涙液層破壊時間(BUT)の低下が27%、そのほかコンタクトレンズの装用などがあるそうです。
涙液層破壊時間(BUT)とは、まばたきした直後に涙液層が均一に角膜の表面を覆い、時間経過とともに涙液層が壊れて角膜が露出するまでの時間のことで、ドライアイ患者の94.9%にBUTの短縮が認められています。
ドライアイの直し方
ドライアイの治療には、点眼液(目薬)によるこのと涙点閉鎖によるものがあります。
点眼液による治療
ドライアイのタイプには以下の3つがあります。
① 涙液の分泌量が減少する涙液減少型
② 類r奇想の安定性の低下による水濡れ性低下型
③ 涙液の蒸発が早い蒸発亢進型
それぞれ点眼液(目薬)で治療します。
◆涙液減少型
人工涙液やジクアホソルナトリウム点眼液またはムコスタ点眼液
◆水濡れ性低下型
ジクアホソルナトリウム点眼液やムコスタ点眼液
◆蒸発亢進型
人工涙液やヒアルロン酸ナトリウム点眼液
主治医に相談しながら、定期的に通信して経過観察しながら、自分に一番あった点眼液を処方してもらいましょう。
涙点閉鎖による治療
点眼液による治療で改善されない場合には、涙点閉鎖による治療を行います。
涙点は目頭の近くの上下にあり両目で4個あります。
涙液の7割は下涙点から排出されるので、下涙点に涙点プラグを挿入して涙を眼の表面にためる方法です。
改善されない場合は上涙点にも挿入します。
短時間で終わる手術で、涙点を縫い合わせる涙点閉鎖術もありす。
ドライアイ対策は生活環境にも注意が必要
冬は乾燥するのでドライアイの発症要因になります。
冷房や暖房、扇風機などの風が自分の顔にあたっただけでも乾燥状態が一気に悪化するので、直接当たらないように注意しましょう。
パソコン使用時や運転中は、まばたきの回数が減ってしまうので、意識的にまばたきの回数を増やしましょう。
また、パソコンの画面は眼より舌に置き、長時間使用するときはこまめに休息を取りましょう。
正しい点眼薬(目薬)の使い方
正しく点眼できている人は全体の半分以下だそうですよ。
正しく目薬をさして目を守りましょう!
① 手を石鹸と流水でよく洗う
② 下まぶたを軽く下に引き、容器の先がまぶたやまつげ、目に触れないように注意して、1滴を確実に点眼
③ 点眼後はまばたきせずに、まぶたを閉じて溢れた液を清潔なガーゼやティッシュで軽く拭き取る
④ そのまま1分~5分ほどまぶたを閉じるか、目頭のやや鼻より(涙嚢部:るいのうぶ)を指先で軽く押さえる
点眼後にすぐにまばたきをすると、鼻から点眼薬が流れ出してきたり、口の中に流れたりして、点眼薬が結膜嚢内に十分とどまらず点眼薬の効果が弱くなってしまいます。
点眼直後はなるべく瞬きはしないようにしましょう!