え漏電! 漏電の原因は湿度
もくじ
湿度が高い時期は漏電に注意!
梅雨の時期は1年のうちで最も漏電が多い時期だそうですよ!
湿度は高く、電気機器が濡れてしまい漏電を起こすことがり、暑い夏には汗で感電することもあるそうなので注意しましょう!
また電気器具の使い方が悪いと感電や火災の危険性があるので、長く使っている電化製品は点検し、正しく使って漏電を防ぎましょう。
漏電を見つけるためのチェックポイント!
漏電を早く見つけるためには、漏電の前兆や初期症状を抑えておく必要があります。
早期発見するための漏電のチェックポイントを紹介します。
漏電ブレーカー(漏電遮断器)のチェック
漏電ブレーカーは、建物内の配線や電気器具の漏電を素早く感知・しゃ断して、電気事故を未然に防ぐための遮断器です。
漏電ブレーカーは分電盤の中(図の②)にあります。
漏電ブレーカーが落ちた時は、以下の手順で復旧すると漏電している箇所が特定できます。
左端のアンペアブレーカー(図の①)のスイッチがONになっていることを確認して、右側にたくさんある安全ブレーカー(図の③)を全てOFFにし、漏電ブレーカー(図の②)をONにします。
つぎに安全ブレーカー(図の③)を、一つずつONにしていきます。
安全ブレーカー(図の③)をONにした時、漏電ブレーカーが落ちた場合はその箇所に漏電があることがわかります。
全ての安全ブレーカー(図の③)を再度OFFにして、漏電ブレーカー(図の②)をONにし、漏電している安全ブレーカー(図の③)以外をONにして、すぐに電気工事業者に修理・点検を依頼しましょう。
電気代をチェック
漏電すると普段よりも電力を多く消費するので、電気代がいつもより高くなっていないか確認しましょう。
電気代は不自然に高くなっていないか都度チェックすることをオススメします。
漏電対策のポイント!
漏電を防ぐためには電気機器や器具を正しく使うことがポイントです。
漏電の原因になるような使い方や対策を紹介します。
たこ足配線はダメ!
コードやコンセントには使用できる電気量が決まっています。
制限値を超えるとコードが過熱して溶けてしまい、漏電したり火災を起こしたれすることがあります。
一般家庭の壁に取り付けられている一口のコンセントで使用できる電気の量は、1500ワット(15アンペア)までです。
プラグの差し込み口が2つ以上あるテーブルタップは、全体で1500ワット(15アンペア)までなので、タップに書いてあるので必ず確認してください。
プラグにホコリをためない
プラグに差し込んだままにしているとチリやホコリがたまりやすいので、湿気が高くなると漏電や火災の原因になることがあります。
時々乾燥した布などできれいに拭き取りましょう!
特に家具の後ろや冷蔵庫など、プラッグを差し込んだままにしているので、時々点検しましょう。
コードを固定しない
コードは痛みやすいので、釘やステープルで固定したりすると、断線や加熱の原因になる場合があります。
タンスなど重たいものの下や、束ねたり巻いたりした状態で使い続けると熱がこもって発火することがあるので、十分注意しましょう。
濡れた手で触らない!
差し込みプラグなどを濡れた手で触ると、感電する場合があるので危険です。
また、プラグの刃が曲がると断線や加熱の原因になるので、丁寧に扱いましょう!
電気器具は水が苦手!
屋内専用の電気器具は水が苦手ですので、屋外や水気のある場所での使わないようにしましょう。
故障や漏電の原因になるので十分に注意しましょう!
洗濯機にはアースを付けましょう!
洗濯機や電気温水器など水気や湿気が多い場所で使う電気機器にはアースを付けましょう。
アースは漏電したときに漏れた電気を逃して感電の危険を小さくしてくれます。
感電するとどうなるの?
電気は電圧の高いところから低いところへ流れます。
地面の電圧はほぼゼロなので、漏電した電気器具に触れると、電気が体内を通して地面まで流れてしまいます。
家庭で使う電気の電圧は100ボルトなので、100アンペアの電気が体内に流れます。
電流が流れると痛みやしびれなどの障害を受け、生命の危険にもなります。
10~20ミリアンペア以上の電流が体内に流れると、筋肉がまひしてしまい感電箇所から離れられなくなり、長時間電気が流れてしまいます。
・1ミリアンペア:ピリッと感じる
・5ミリアンペア:かなり痛みを感じる
・10ミリアンペア:耐えられないほどピリピリくる
・20ミリアンペア:筋肉の硬直が激しくなり、濃くいい困難になり危険
・50ミリアンペア:非常に危険。短時間でも生命に危険を及ぼす
・100ミリアンペア:致命的な障害や死に至る場合がある
すべてを奪う漏電火災
漏電は人体に影響があるだけでなく、全てを奪う火災になってしまう場合もあります。
湿気などの水分やチリやホコリが付着して電気が流れると、異常に発熱して火災を引き起こす場合があります。
コードを束ねたり巻いたりすると熱がこもってしまい発火する危険があります。
火災になると自分の財産が焼失してしまうだけでなく、延焼したり、熱や消火活動の放水などで、近隣にまで被害が拡大してしまう可能性もあります。
自分や家族、近隣の人の生活や命をもおびやかしてしまいますので、こまめにチェックして漏電を防止しましょう。
漏電リスクを減らし快適に過ごそう!
電気は生活に欠かせないエネルギーですが、誤った使い方や電気器具などを故障したまま使うと、感電事故や火災など思わぬ災害につながります。
電気器具などを正しく使い、漏電対策のポイントを理解して、漏電のリスクを減らし快適な生活を過ごしましょう。